2018
05/29

桐生市 料亭「一婦美」三代目若女将 糸井理紗さん

糸井さんは、おばあさまが始められた料亭「一婦美」の3代目。もともと家を継ぐ気はなかったそうですが、学生時代に桐生市の地域活性化に携わる方と知り合ったことをきっかけに、地元への思いが高まり「いずれはふるさと桐生に戻ろう」という気持ちになったそうです。


とはいえ、まずは様々なスキルを身につけてから地元に戻ろう、と東京のIT企業に就職し、そこで得たいろいろな経験が今の仕事に役立っているといいます。


その一つが、HPの活用。お食い初めや七五三などのお祝い事で格式のある料亭を使いたいけれど、ちょっと敷居が高いのでは・・、そんなお客様の不安に答えるため、「一婦美」では、行事ごとのコース料金はもちろん、行事の進め方や持ち物などホームページできめ細かく案内しています。それが、「情報を集めるため、まずはWebで検索」という若い世代のニーズにマッチし、新しいお客様も増えているそうです*ヾ(。>v<。)ノ゙*。


また、糸井さんが取り組んでいるのが、「織物のまち桐生」ならではの「お座敷遊び」の継承。多くの人で賑わった町もすっかり人が少なくなり、長唄や三味線、踊りなどの「お座敷遊び」や着物姿の芸者衆はすっかり遠い存在に。糸井さんは気軽に体験してもらえる機会を作り、多くの人に楽しんでもらっています。


料亭の若女将として邁進する糸井さん、プライベートでもお茶やお花など習い事などで埋まり、なかなか自分の時間を作ることができないとのことですが、すべて仕事につながっていくことがわかっているから、今はそれらを優先していきたいといいます。そこには、老舗料亭を守るための責任と、自分の力で新たな世界を切り開いていく喜びがあるようです。


そんな糸井さんを支えているのは地元の人たちとのつながり。東京から戻ってきたばかりの時には、コミュニティの狭さやつながりの濃さに戸惑ったこともあったけれど、今はそんな人たちとの関係が糸井さんの挑戦を後押ししています。


永らく続く老舗料亭としての核は大事に守りながら、新しい取組でお店や地元に関わる文化を広めていきたい。糸井さんの思いとともに歩んでいく「一婦美」や、桐生の町、訪れてみたい場所です。


■一婦美HP http://www.ichifumi.com/


 


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